エンドラーズ sp.
Poecilia sp. "Endler's Livebearer"として購入したのですが、 「サイズ、色、形といった特徴からグッピーと交雑していないエンドラーズ・ライブベアラと思われるが、 ロカリティが不明であり、グッピーと交雑している可能性を完全に否定することができない」といった意味で、 エンドラーズ sp. と表記しています。
この系統のオスの特徴としては
- 胸部に黒くて比較的太いエンドラーズバンド(Black Bar)
- ボディにオレンジのストライプ
- ボディ上部に黒のライン(Top Black Bar)
- 胸部と尾筒に(黄)緑の蛍光色(腹部には載らない)
- 背びれの付け根が青白い
- 尾びれはラウンドテールか若干ボトムソード
といったものがあります。
この表現に似たものとして1995年系統が有名ですが、それとは異なる系統のようです。 ちなみに1995年系統は、 「とろぴか」 で見ることができます。
この系統はエンドラーズ・グッピーと比較して色彩にメリハリがあり、 独特の美しさを持っています。 しかし、先程言いましたようにロカリティが不明であり、 過去にグッピーと交雑した可能性を完全には否定できないということで厳密には原種とは言えないようです。 このようなエンドラーズの純血性を「限りなく原種に近い」と表現している場合を見かけます。 また、 ECS(ERU Classification System) ではこのようなエンドラーズを Class P というカテゴリに分類しています。 採集個体の100%直系個体が欲しかったので、 この事実を知ったときはちょっとショックでした。 見ていて飽きない美しさには満足しているのですが、やはりロカリティのはっきりしたエンドラーズも欲しい。。。 そして、私はエンドラーズにはまっていくのでした(笑)。
この系統の表現は安定しているので、基本的に水槽1本飼いで厳密な選別はしていません。 採れる仔はエンドラーズグッピーに比べて若干少ないですね。 オスを多めにして群泳させるととっても綺麗です。